五黄の寅

こんにちは、民の皆様。
王の資質を持つものです。

お察し通り、朕は昭和61年、五黄土星の寅年の生まれなり。


解説

五黄の寅というものがありまして、丙午[ひのえうま]みたいな我が強い人が生まれやすい九星気学と干支の組み合わせがある、という言い伝えがあるんでございます。

詳しくはググるなりwikiるなりしていただくといいんですが、

今回は鍼灸師として、五黄の寅というものが五行から考えるとおかしいのではないか?
という話です。


本題


そもそも五行というものに馴染みがないと、さっぱりかと思いますが、
五行思想というのがありまして(万物は木、火、土、金、水の五元素から成るってやつです。ジャンプとかで見たことあるでしょ?)

その中で土は中央であり、帝王とされています。
(詳しく知りたい場合はググって下さい)



そして五黄土星。(九星気学をググ(ry)

五で黄で土星です。
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私お手製の五行色体表をご覧いただきたいのですが、「五」も「黄」も「土」に分類されます。

つまり五黄土星は言い換えると、
土土土星みたいな前前前世みたいな帝王×帝王×帝王みたいな、王of王of王みたいな状態なんです。

なので九星気学の通りでいくと9年に1度は王の世代が生まれてくるんですね。


そして寅。
ご存知十二支ですが、十二支も五行に分類されます。
万物は五行に分類されるので当然されます。

この寅が五行でいうと木なんです。


なので五黄の寅は五行で考えると土+木の組合わせになります。


これが私としては承伏しかねる所でございまして、

丙午は五行で考えると火+火の組合わせなんです。
火が重なって陽が強すぎる為、本来陰である女性も気が強く夫を早死にさせてしまう(迷信です)
これは迷信だとしても五行としては筋が通ってる。

それが五黄の寅の場合、土+木なので合わさってもそこまで強くはならないと思うんですよ。

あと寅だから強いみたいなこと書いてあったりしますけど、そもそも動物は後付け説があるし、とにかく納得がいかない訳ですよ。



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そもそも寅って何で十二支を決めるレースの時、猫に声掛けてやらなかったんでしょうね?
ネズミが悪いみたいになってますけど、寅なんて猫の親分みたいなもんなんだから、前日LINEとかで
寅「明日、ワシ手抜かんけど頑張ろな!」って送ってあげたら猫も「明日なんか!」ってなるじゃないですか?
結果として猫外されちゃいましたけど、
「猫あかんかったんか、でもワシもネコ科や!一緒に十二支やろか!?」ってなるでしょ?
普段偉そうにしてるくせに、そういうとこで薄さでちゃうよ?いやまじで?



閉話休題


五黄の寅は五行では土+木で相克関係になるので、
それならば土+土にしたら最強の帝王が生まれるのではないか?という提案です。

十二支の中で土に分類されるのは丑、辰、未、戌なんですが…
もうこれ一択でしょう。

辰!龍!竜!
五黄の辰!

黄龍(エンペラードラゴン)
AT3000
DF2800

はいこれ!かっこいい!!!!

もしくは土竜!!
かわいい!!!!!!!


丑?未?偶蹄類はちょっと…ねえ…
そして戌?五黄のイヌ?
偉い奴の命令を善悪の判断もせずに実行するタイプ!敵キャラで一番ダサい

そもそも戌ってなんで十二支レースの時、戌って種族まとめて参加してるんです?
1匹じゃないでしょ?ゴールデンレトリバーとかプードルとかチワワとか土佐犬とかマスティフとか絶対数の力でごり押しでしょ?
そうやって徒党を組むのもいいですが、個々の意見を押しつぶしてたら組織としてはいずれ崩れてしまうんですよ!
ねえ?そうでしょ!?


結語

まぁそれでも、東洋思想信者としては五黄の寅であることは少し自慢なんです。

時々患者さんから「先生干支は?」と聞かれ
「寅年です、五黄の寅なんです。」と答えると、
そういうの好きな患者さんは「こいつ…王の資質が…」みたいな反応くれるんですが、
ほとんどが「え?(キモっ)」っていう感じに日々ラポールを失っています。