100日後に完成する玉龍歌現代語訳

令和3年1月16日
天赦日+一粒万倍日の何か始めなくてはならないというプレッシャーに勝てませんでした。


今年の目標として古典をちゃんと読む。というものがあるので、とりあえず玉龍歌を自分なりに読んで現代語訳を付けていきたいと思います。


1月16日の時点では簡体字をコピペしたままの白文ですが、100日後には完成しているはずです。
天赦日+一粒万倍日に始めたことが成就しないはずはないので。



扁鹊授我玉龍歌,玉龍一試絶沈疴,玉龍之歌真罕得,流伝千載無差訛。

マイメンがウチにくれた玉龍歌、一回やったら絶対いいの分かるから玉龍歌しか勝たん。


我今歌此玉龍訣,玉龍一百二十穴,医者行鍼殊妙绝,但恐時人自差別。

とりま120穴歌うからやってみたら?ワンチャンあるっしょ、でも人と場所は選んで。



補瀉分明指下施,金鍼一刺顕明医,伛者立伸偻者起,従此名揚天下知。

補瀉ちゃんとしたら一刺しでゴッドハンドなれるし。おばあちゃんの腰も伸びるし、マジ卍。



中風不語最難医,髪際頂門穴要知,更向百会明補泄,即時蘇醒免災危。

・中風不語マジ無理、ぴえん超えてぱおん超えて不語ん、顖会と百会に補瀉したら即やりらふぃー。


人事不省に対しての督脈としてなのかなと考えますが、中風で頭の経穴を使うのことを1329年からしてるのってすごいのでは?
と思ったんですが、史記にて外三陽五会として尸厥に対し使われているらしいので、遥か昔から意識不明は頭に鍼刺しとけってなってたんでしょうか。


鼻流清涕名鼻渊,先瀉後補疾可痊。若是頭風并眼痛,上星穴内刺无偏。

・サラサラ鼻水は鼻淵、ぴえん。まず瀉法をして、その後に補法。
頭痛と眼痛が一緒にきたら上星に刺す、これマヂ。


(わかる)



頭風呕吐眼昏花,穴取神庭始不差。孩子慢驚何可治,印堂刺入艾还加。

・頭痛でゲロって目がチカチカしてる奴とか殆どが薬でラリってるけど、そうじゃないなら神庭。
小児のひきつけは印堂。


(ここも醒脳したい感じの配穴なんでしょうか。ところで若者言葉もうマヂムリ。マヂカルムリリー)



頭項強痛難回顧,牙疼併作一般看,先向承漿明補瀉,後鍼風府即時安。

・頭項が痛み、頚部回旋できず、歯痛があるものは承漿に補瀉した後、風府に鍼して即効く。


(この歯痛は上下どっちの歯なのか?)



偏正头风痛难医,丝竹金针亦可施,沿皮向后透率谷,一针两穴世间稀。

・まぢヤバい頭痛は糸竹空から卒谷に向かって透刺。
1本で2穴刺すとかレアじゃね?


(偏正頭痛って偏頭痛でいいんでしょうか?透刺してドヤる王國瑞?かわいいですね)


偏正头风有两般,有无痰饮细推观,若然痰饮风池刺,倘无痰饮合谷安。

・頭痛は痰の有無を要チェック。痰ありは風池、無しは合谷でおけまる。


痰の有無で風池か合谷か変わるのが分からない。風池で痰どうにかできる?
この前の3つ頭痛に対しての配穴が書かれていますが、どれもタイプが違いますよね。
承漿風府を正中の痛み、糸竹空卒谷を側頭部痛、風池は頚部から、合谷は遠隔でみたいな分け方もできるなと、歌賦の内容無視してますけど。


口眼㖞斜最可嗟,地仓秒穴连颊车,㖞左泻右依师正,喎右泻左莫令斜。

・顔面麻痺ぴえん。地倉から頬車へ透刺。麻痺が左なら右を瀉す、右なら左を。


(巨刺するのお洒落ですね)



不闻香臭从何治?迎香两穴可堪攻,先补后泻分明效,一针未除气先通。

・嗅覚異常は迎香。先補後瀉すると明らかにアガる↑


(医学綱目には同様の症状に対し瀉多補少と書かれており、多分瀉多めの方が良いのではないかと。新型コロナウィルスの嗅覚異常にも効いたらいいですね)


耳聋气闭痛难言,须刺翳风穴始痊,亦治颈上生瘰疬,下针泻动即安然。

・耳聞こえてないの?超ウケるw翳風使いなよ。あと頚部リンパ結核の時は瀉ね。



耳聋之症不闻声,痛痒蝉鸣不快情,红肿生疮须用泻,宜从听会用针行。

・あんたも耳聞こえないの?耳鳴りも?いや赤いしメッチャ掻いてんじゃん。聴会瀉そ。



偶尔失音言语难,哑门一穴两筋间,若知浅针莫深刺,言语音和照旧安。

・失語には両筋の間にある瘂門、浅く刺して深刺しはしない。言葉は昔のようになる。



眉间疼痛苦难当,攒竹沿皮刺无妨,若是眼昏皆可治,更针头维即安康。

・眉間の痛みは超キツイ。攅竹に皮膚に沿って刺す。もし眼が暗くて見にくくても治る。頭維に鍼で更に良い。



两眼红肿痛难熬,怕日羞明心自焦,只刺睛明鱼尾穴,太阳出血自然消。

・両眼が赤く腫れて耐えられない、明るいところも見れない。睛明と魚尾、太陽から出血させたら自然と消える。


眼痛忽然血贯睛,羞明更涩最难睁,须得太阳针出血,不用金刀疾自平。

・いきなり目痛くて真っ赤なってり、眩しさキツくて瞬きヤバみ。とりま太陽血出したら手術も要らずヤバみざわ。


心血炎上两眼红,迎香穴内刺为通,若将毒血搐出后,目内清凉始见功。

・心血炎上で両目が赤い、迎香の内に刺す。もし毒血を出せば、目がスッキリ。



强痛脊背泻人中,挫闪腰酸亦可攻,更有委中之一穴,腰间诸疾任君攻。

・背骨のこわばりは人中を瀉す、ぎっくり腰もまた攻めれる。さらに委中一穴、腰の疾患は君の攻めに任せる!


急に任されても困ります。


肾若腰痛不可当,施为行止甚非常,若知肾俞二穴处,愈见医科神圣功。

・腎が弱くて腰が疼く、施術し難い。もし腎兪二穴を知っていれば自然に癒える。


环跳能治腿股风,居髎二穴认真攻,委中毒血更出尽,愈见医科神圣功。

・環跳は坐骨神経痛を治す。居髎を真に使う。委中で毒血を出し尽くせば、効果は神医の如く。

膝腿无力身力难,原因风湿致伤残,倘知二市穴能灸,步履悠悠渐自安。

・足に力が入らず立つのも難しい、原因は風湿による傷である。二市に灸すれば、徐々に安らぐ。

髋骨能医两腿痛,膝风红肿不能行,必针膝眼膝关穴,功效须臾病不生。

・髋骨は両下肢の痛みを治す。膝が赤く腫れて歩けない、必ず膝眼と膝関、すぐに効く。

寒湿脚气不可熬,先针三里及阴交,再将绝骨穴兼刺,肿痛登时立见消。

・寒湿脚気で耐えられない、まず三里と陰交。そのあと絶骨、腫れはたちどころに消える。


肿红腿足草鞋风,须把昆仑二穴攻,申脉太溪如再刺,神医妙诀起疲窿。

・足が赤く腫れる草鞋風は崑崙二穴、申脈太渓も刺せば、腰の曲がった老人を立たす神医のように効く。

脚背痛起丘墟处,斜针出血即时轻,解溪再与商丘识,补泻行针要辨明。

・足背痛は丘墟から出血させればすぐ軽くなる、そして解渓と商丘を補瀉をよく考えて使う。


行步艰难疾转加,太冲二穴效堪夸,更针三里中封穴,去病如同用手抓。

・歩行困難が酷いときは太衝二穴、さらに三里中封で病を抓み取るように治る。

膝盖红肿鹤膝风,阳陵两穴亦堪攻,阴陵针透尤收敛,红肿全消见异功。

・膝蓋骨が赤く腫れる、鶴膝風は陽陵泉二穴。陰陵泉まで透刺するとさらに効き、腫れも全て消える。

腕中无力痛艰难,握物难移体不安,腕骨一针虽见效,莫将补泻等闲看。

・手首に力が入らず痛くて耐え難い、物を握って動かせない、腕骨に一鍼で効果がある。

(最後の一文がわからない。まさに補瀉を見守ることなかれ?)


急痛两臂气攻胸,肩井分明穴可攻,此穴原来真气聚,补多泻少应其中。

・急に両腕が痛み胸がキュン、明らかに肩井、この穴はもともと真気が集まる、補を多く瀉を少なくすればそれに応ず。

肩背风气连臂疼,背缝二穴用针明,五枢亦治腰间病,得穴方知疾顿轻。

・肩背が風により疼く、背縫二穴を使う。五枢は腰痛を治す、経穴の使い方を知れば病は即軽くなる?

两肘拘挛筋骨连,艰难动作欠自然,只将曲池针泻动,尺泽兼行见圣传。

・両肘が拘縮し、自然に動かせない、曲池を瀉す、尺沢も使うのが聖なる伝え。

肩端红肿痛难当,寒湿相争气血旺,若向肩颙明补泻,管君多灸自安康。

・肩関節外端が赤く腫れ触れない、寒湿が気血と争っている。もし肩髃に向けて明確な補瀉を加え、君が灸をたくさん据えれば自然に治る。

筋急不开手难伸,尺泽从来要认真,头面纵有诸样症,一针合谷效通神。

・筋が引きつり手を伸ばしにくい時は、尺沢を知っておく。顔面の諸症状への合谷の効き目は神に通ずる。

腹中气块痛难当,穴法宜向内关防,八法有名阴维穴,腹中之疾永安康。

腹中の気塊が痛み耐え難い、内関で防ぐ、(奇経の陰維?陰維穴?)腹中は永らく安泰。

腹中疼痛亦难当,大陵外关可消祥,若是肋痛并闭结,支沟奇妙效非常。

・腹中が痛み耐え難い、大陵外関で消える。もし胸肋部が痛み便秘なら、支溝が非常に効果。

脾家之症最可怜,有寒有热两相煎,间使二穴针泻动,热泻寒补病俱痊。

脾の病は最もかわいそう、寒熱両方で苦しむ、間使二穴を瀉で動かす。熱なら瀉、寒なら補う?

(高武の玉龍賦には間使、剿疟疾とあるのでマラリアとしてるようです。)


九种心痛及脾痛,上皖穴内用神针,若还脾败中脘补,两针神效免灾侵。

九種の心痛および脾痛は上脘へ鍼。もし脾敗なら中脘を補う。二穴の神の効果で災いを免れる。

痔漏之疾亦可憎,表里急重最难禁,或痛或痒或下血,二白穴在掌中求。

痔ろうは憎らしい、腹が引きつったり、痛んだり痒かったり出血があったり、腕に二白がある。

三焦之气壅上焦,口苦舌干岂易调,针刺关冲出毒血,口生津液病俱消。

三焦の熱が上焦を塞ぐ、口と舌が乾き苦い、鍼で関衝から毒血を出せば、津液が生じ病は消える。

手臂红肿连腕痛,液门穴内用针明,更将一穴名中渚,多泻中间疾自轻。

・上肢が赤く腫れ痛む、液門に鍼をする、更に中渚に瀉を多くすれば疾病は自然に軽くなる。

中风之症症非轻,中冲二穴可安宁,先补后泻如无应,再刺人中立便轻。

・軽くない中風は中衝二穴で安らかに、先に補い後に瀉す、それでもダメなら人中で直ぐに軽快する。

胆寒心虚病如何?少冲二穴最功多,刺入三分不着灸,金针用后自平和。

胆の寒や心の虚はどうするか?少衝二穴が最も効く、三分刺し灸はしない、金鍼を用いれば自然に平和になる。

时行疟疾最难禁,穴法由来未申明,若把后溪穴寻得,多加艾火即时轻。

季節性のマラリアは最も難しい、穴法の由来は明らかでないが、後渓を尋ねて沢山灸を据えると即良くなる。


牙痛阵阵苦相煎,穴在二间要得传,若患翻胃并呕吐,中魁奇穴莫教偏。

・歯が痛い時は二間と伝える、もし胃がひっくり返ったら、騙されたと思って奇穴の中魁。

乳鹅之症少人医,必用金针疾始除,如若少商出血后,即时安稳免灾危。

扁桃腺の腫れを治せる人は少ない、金鍼を使って開始する、少商から出血させた後は、即安らかで危険を免れる。


如今瘾疹疾多般,好手医人治亦难,天井二穴多着灸,纵生瘰疬灸皆安。

・蕁麻疹などは、上手な人でも難しい、天井二穴に多壮灸、瘰癧もみな安らか。

寒痰咳嗽更兼风,列缺二穴最可攻,先把太渊一穴泻,多加艾火即收功。

風寒の咳嗽、列缺二穴が最もよく攻める、まず太淵一穴を瀉し、多壮灸をすれば即収まる。


痴呆之症不堪亲,不识尊卑枉骂人,神门独治痴呆病,转手骨开得穴真。

・痴呆になったら堪えられない、誰でも罵る老害、神門だけが治す、手を返して開くと真の穴が得られる。

连日虚烦面赤妆,心中惊悸亦难当,若寻通里穴寻得,一用金针体便康。

連日の虚煩で化粧をしたように顔が赤い、すぐ驚くのは難しい、もし通里を尋ねて得たら、一本の金鍼で康らか。

风眩目烂最堪怜,泪出汪汪不可言,大小骨空皆妙穴,多加艾火疾自痊。

眼がチカチカして、涙が溢れて止まらない、大小骨空皆効く、沢山お灸すれば治る。

(この大小骨空について針灸奇穴辞典では"眼瞼化膿で涙が断えず流れて苦しい者に、大・小骨空はまことに著効をみるツボである"と訳がありまして、眩暈についての記載がないんですね。
風眩という文字を見ると眩暈を想像してしまうのですが、风眩目烂最堪怜で風により視界が悪いこと意味しているのでしょうか)



妇人吹乳痛难消,吐血风痰稠似胶,少泽穴内明补泻,应时神效气能调。

乳腺炎は痛みが消えにくい、吐血や風痰にも、少沢に明確な補瀉をすれば、神のような効果で調う。

满身发热痛为虚,盗汗淋淋渐损躯,须得百劳椎骨穴,金针一刺疾俱除。

全身が虚のため発熱、寝汗で徐々に身体を損なう、百労に金鍼一刺しで疾病は除かれる。

忽然咳嗽腰背痛,身柱由来灸便轻,至阳亦治黄疸病,先补后泻效分明。

突然咳が出て背中が痛む、身柱への灸で軽くなる、至陽もまた黄疸を治す、先に補い後に瀉せば効果は明らか。

肾败腰虚小便频,夜间起止苦劳神,命门若得金针助,肾俞艾灸起邅迍。

・腎敗腰痛は頻尿、夜間に起きてしまいうんざり、命門の鍼と腎兪の灸で動かないものも動く。

九般痔漏最伤人,必刺承山效若神,更有长强一穴是,呻吟大痛穴为真。

・九種の痔は最も人を傷つける、承山に刺せば神の効果、更に長強の一穴、呻き苦しむのが真の穴。

伤风不解嗽频频,久不医时劳便成,咳嗽需针肺俞穴,痰多宜向丰隆寻。

風邪が治らず咳が頻繁にでる、長く治療をしていないのは肺結核になる、咳には肺俞に鍼、痰が多いものは豊隆を尋ねる。

膏肓二穴治病强,此穴原来难度量,斯穴禁针多着灸,二十一壮亦无妨。

・膏肓二穴はつよつよのつよ、使い方が難しい、禁鍼で多壮灸、二十一壮でも大丈夫。


腠理不密咳嗽频,鼻流清涕气昏沉,须知喷嚏风门穴,咳嗽亦加艾火灸。

・腠理ガバガバで咳が頻繁に出る、鼻水が出て気分も下がる、くしゃみには風門、咳には灸を深く浸透させる。

胆寒尤是怕惊心,遗精白浊实难禁,夜梦鬼交心俞治,白环俞沾一般针。

・胆寒は心がビビッて起きる、遺精や白濁は耐え難い、夢の中でセックスするのは心兪白環兪に鍼する。

肝家血少目昏花,宜补肝俞力便知,更加三里频泻动,还光益血自无差。

・肝に血が少なく眼がぼんやりする、肝兪へ補法して気合を入れる、更に三里に瀉法を頻繁に加えれば、自然と眼に光が戻る。

脾家之症有多般,致成翻胃吐食难,黄疸亦须寻腕骨,金针必定夺中脘。

・脾の病はいろんな症状がある、ゲロってるのを治すのは難しい、黄疸は腕骨を尋ねる、金鍼で必ず中脘を瀉す。

伤寒无汗泻复溜,汗出多时合谷收,六脉若兼沉细证,下针才补病痊瘳。

・汗の出ない風邪ひきは復溜を瀉す、汗が多ければ合谷、六脈が全て微細なら、金鍼でちょっと補えば脈が浮く。

大便闭结不能通,照海分明在足中,更把支沟来泻动,方知秒穴有神功。

・大便が固まって動かない、照海が明らかに足にある、更に支溝を瀉して動かせば、神の力で秒で出る。

小腹胀满气攻心,内庭二穴要先针,两足有水临泣泻,无水方能病不侵。

・下腹が張って気が心を攻める、内庭二穴にまず鍼、両足に水があれば臨泣を瀉す、(水は病気を防ぐことはできません?)


七般疝气取大敦,穴法由来指侧间,诸经俱载三毛处,不遇师传隔万山。

・七種の疝気は大敦、穴の取り方は指の間、諸々の本には三毛の処とある、(師匠に巡り合えなくても伝わる)

传尸劳病最难医,涌泉出血免灾危,痰多须向丰隆泻,气喘丹田亦可施。

・肺結核は最も難しい、湧泉から出血させれば災厄を免れる、痰が多ければ豊隆を瀉す、咳が酷ければ丹田に灸しても可。

浑身疼痛疾非常,不定穴中细申祥,有筋有骨须浅刺,灼艾临时要度量。

・全身が痛み非常事態、穴とか関係なくよく調べて、筋や骨を浅く刺す、灸はその都度加減を決める。

劳宫穴在掌中寻,满手生疮痛不禁,心胸之病大陵泻,气攻胸腹一般针。

・労宮は掌を尋ねる、手できものができて痛いときに使う、胸の病には大陵を瀉す、気が胸を攻める時もこれ。


哮喘之症最难当,夜间不睡气遑遑,天突秒穴宜寻得,膻中着灸便安康。

・喘息はマジムズイ、夜眠れない、天突を尋ねる、膻中に灸を着けて安泰。

鸠尾独治五般痫,此穴须当仔细观,若然着灸宜七壮,多则伤人针宜难。

・鳩尾は五種類の癲癇を治す、この穴は丁寧に観察して、七壮がちょうどいい、多ければ人を傷つけ鍼も難しい。


气喘急急不可眠,何当日夜苦忧煎,若得璇玑针泻动,更得气海自安然。

・喘息で眠れない、いつになったら眠れるのか、もし璇璣を瀉し動かし、更に気海を取れば自然に安らか。

肾强疝气发甚频,气上攻心似死人,关元兼刺大敦穴,此法亲传始得真。

・腎強疝気が頻繁に起こる、気が上がって心を攻めて死んだようになる、関元と大敦を刺す、この方法は実際に行って真実を得る


水病之疾最难熬,腹满虚胀不肯消,先灸水分并水道,后针三里及阴交。

・水腫の病は最も耐え難い、腹満で虚脹し消えない、先に水分と水道に灸して、後に足三里と陰交に鍼する。

肾气冲心得几时,须用金针疾自除,若得关元并带脉,四海谁不仰明医。

・腎気が心を衝くのはいつ起こる、金鍼を使えば病を除ける、もし関元と帯脈を得れば、四海に名が知れる。

赤白妇人带下难,之因虚败不能安,中极补多宜泻少,灼艾还需着意看。

・婦人の帯下は難しい、虚の為に安らげない、中極に補を多く瀉を少なく、灸は必要かどうかみる。


吼喘之症嗽痰多,若用金针疾自和,俞府乳根一样刺,气喘风痰渐渐磨。

・喘息で咳と痰が多い、金鍼を用いれば自然と和む、俞府と乳根を同様に刺せば、呼吸困難と痰は徐々に消える。

伤寒过经犹未解,须上期门穴上针,忽然气喘攻胸膈,三里泻多须用心。

・傷寒がなかなか治らないものは、期門に鍼をする、急に気咳が胸膈を攻める、三里に瀉を用心して使う。

脾泻之症别无他,天枢二穴刺休差,此是五脏脾虚症,艾火多添病不加。

・脾による下痢は多くなくなくなくない、天枢二穴に刺せば休まる、これは五臓脾虚症、灸を多くすれば病は悪化しない。

口臭之疾最可憎,劳心只为苦多情,大陵穴内人中泻,心得清凉气自平。

・口臭は最も憎い、気を付けても苦しい、大陵と人中を瀉す、心は清々しく落ち着く。

穴法深浅在指中,治病须臾显妙功,劝君要治诸般疾,何不当初记玉龙。

・穴の深さは指で探れば、病の治るのはちょっとの間で効く、諸々の病を治したいなら、なぜ玉龍歌を覚えないのか。



令和3年4月27日
100日目となってしまったので、日本語訳だけ付けてとりあえず完成とします。
またちょこちょこ直して、いつかは完成するでしょう。


いやー、30代には若者言葉は難しい。
女子高生と遊びて~!




圧倒的感謝
振藝先生。
神野先生。